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公開日:2022.06.02

「消防署から防災知って」
商店街ら小学生向け企画

  • 地震の仕組みを聞く児童ら

    地震の仕組みを聞く児童ら

 小学生に防災について関心を持ってもらうための南消防署見学会が5月29日に行われた。横浜橋通商店街が主催し、消防署、民間企業と共催で行ったもので、市立南吉田小学校の児童と保護者ら約80人が参加した。見学を通じ、親子の防災意識を高めてもらうねらいがあり、今後も商店街を使った企画を進め、防災を軸にしたまちづくりを進めていく。

 同商店街はこれまで、小学生が描いた火災予防ポスターを掲示するなど、子どもの防災意識向上に取り組んできた。商店街と南消防署が話し合う中で、子どもが防災を考えるコミュニティーづくりの話が進んだ。具体策として、防災を学ぶ企画「防災てらこや」を立ち上げ、4月20日には試行企画として、商店街のスペースを使い、新川町に事務所がある株式会社野毛印刷社が市消防局の監修を受けて発行した防災に関する絵本を保育園児に読み聞かせた。

救急車出場に驚き

 今回の見学会は商店街や消防署に近い南吉田小学校に呼び掛け、3年生を中心に児童約50人と保護者ら約30人が参加。消防車、救急車の見学や普段は入ることができない署内部を約2時間見学。車両を前に記念撮影をする姿や消防署や南区の防災担当職員から地震発生の仕組みを聞く様子が見られた。保護者も119番通報から消防車や救急車が出場する流れを聞くなどした。見学中に救急車が現場に出場する場面もあり、児童から「すぐに対応していて驚いた」などの声が聞かれた。

 3年生は授業の中でまち歩きを行い、消防署の存在を知っていたため、呼び掛けに多くの児童が参加を希望した。中国にルーツがある児童も約10人参加し、中国籍の消防団員が通訳を務めた。

 商店街、同校、消防署がある寿東部地区が対象の南吉田小地域防災拠点の訓練では、保護者による児童の引き取りとともに防災に関する展示や体験を行っていたが、コロナ禍でこの2年間は実施していない。外国籍住民が多い同地区にとって、防災を含む生活情報の発信は課題になっており、商店街や消防署は、まずは身近にある消防署の存在を知ってもらいたいという思いもあった。

 同校の金子正人校長は「歩いて来られる場所でこのような体験をできるのは大きい」と語った。

 コロナ禍以降では初の消防署見学会。子どもが喜ぶ姿を見て、主催者側は手応えを感じた様子だった。今後、夏休みに児童の自由研究に役立つような企画を行うほか、市防災センター=神奈川区=の見学ツアーも行う方針で、防災意識の向上を図っていく。

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