市立大岡小学校(馬渡照代校長)が創立150周年を迎え、7月19日に記念式典を開催した。卒業生が訪れる中、児童や教職員は学校や地域に敬意を表し、未来への思いなどを語った。
同校は1872年に創立。戦後直後は全国で2番目に多い2979人の児童数を誇り、これまでに延べ2万人以上の卒業生を輩出してきた。
学校の新たな門出を祝して、本大岡地区町内会連合会のメンバーや歴代PTAを中心に実行委員会を立ち上げ、記念事業の準備を進めてきた。コロナ禍で活動の幅が狭まった児童に発表の場を与えようと、子どもたちが主体の記念式典を開催することにした。
式典は感染症対策としてテレビ放送で実施し、放送委員会の児童らが進行した。校歌斉唱などの後、同校にまつわる歴史クイズや18年前に児童らが歌詞や振り付けを考えて作った「大岡なかよし音頭」を発表した。同校81期生の根本守さん=人物風土記で紹介=と87期生の多々良道雄さんに在校時の思い出やエピソードを聞く、インタビューも盛り上がった。
後半は各クラスで制作した大岡小の魅力を語った約30秒の動画を放送。児童や教職員、卒業生などが学校に感謝の気持ちを表現した。最後は児童が誕生日ケーキに見立てた装飾を披露し、式典を締めくくった。馬渡校長は「過去と未来をつなぐ役割を担ってほしい」などと児童に呼び掛け、新たな歴史を築いてもらえればとエールを送った。
同校は式典のほかにも記念事業を計画中で、今後、運動会の中などで行っていく予定。
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