11月に入り、県内の新型コロナウイルスの新規感染者数は前週比を上回って、感染拡大傾向が止まりません。国の新型コロナウイルス感染症対策分科会はオミクロン株の特性を踏まえ、感染のレベル分類を４段階に見直す方向です。

　15日に神奈川県は新型コロナ対策本部会議を開いて国の新たな４段階の感染のレベル分類では、県内の状況は感染拡大初期を示す「レベル２（感染拡大初期）」に当たると判断。中等症・軽症の入院患者が増加傾向であることを踏まえ、中等症・軽症の病床確保フェーズを「１」から「３」に引き上げ、（重症患者は増加傾向にないため、「１」のまま）感染者を受け入れる病床の拡大を決めました。

　この決定に先立って、コロナ患者の受入れを行う神奈川モデル認定医療機関に対し、再度、地域の実状に応じた弾力的な即応病床拡大を依頼。各病院に計１６４０床の確保を要請済みです。

　今年の冬は季節性インフルエンザとの同時流行の可能性も指摘されており、感染状況の動向を注視していくとともに、県民の皆さんへのオミクロン株対応ワクチンの年内接種、各ご家庭での抗原検査キット、解熱鎮痛剤の常備、基本的感染対策の徹底をお願いしているところです。

　年末年始に向けて、発熱診療等医療機関や保険薬局の開院への協力金の支給事業をゴールデンウィークに続いて行うことが公表されました。

　引き続き、医療体制の確保や新型コロナの影響を受けた地域経済の回復などに全力で取り組んでいきます。

神奈川県議会議員　立憲民主党・民権クラブ　岸部都

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