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南区 教育

公開日:2023.01.05

南中学校和太鼓部
オンラインで国際交流
沖縄・中南米を学ぶ

  • 沖縄、中南米の生徒と交流する部員=南中提供

 南中学校和太鼓部が12月17日、沖縄県、中南米の中学生と異文化理解を深めるオンライン交流会を同校で行い、8カ国から約70人が参加した。

 交流会は開発途上国の支援などを行う国際協力機構(JICA)の研修として企画されたもの。本来は中南米の日本語学校に通う日系人の生徒を日本に招待して、日本文化などを学んでもらうが、コロナ禍に入った2020年からはオンラインで行っている。

 日本からは南中和太鼓部の27人、同校と平和学習で交流がある沖縄県東村立東中学校の生徒が参加し、地元の名所や学校生活を紹介。和太鼓部の生徒はこの日のために約1カ月間かけて発表の準備を行い、大岡川の桜並木や横浜の夜景についてスライドで説明した。和太鼓の演奏動画を見せると拍手が起こった。

 中南米からはメキシコ、ブラジル、アルゼンチンなどで暮らす日系人の生徒が参加。外出先では現地語を使い、家族間では日本語で話していることなどを発表し、南中と東中の生徒から「すごい」といった驚きの声が上がった。

 和太鼓部顧問の深澤光貴教諭=人物風土記で紹介=は「生徒が異文化理解だけではなく、横浜の魅力を再認識する機会にもなった」と学習の成果に手応えを感じていた。

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