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公開日:2023.01.12

子どもの居場所
団体連携で弁当配布
つながり生かし、取組拡大

  • 食料品などを手にする参加者

    食料品などを手にする参加者

 こども食堂など、子どもの居場所を運営する団体が連携し、弁当や野菜、日用品などを配布する企画が12月27日にフォーラム南太田で行われた。活動地域を越えた団体間の連携が実現し、100人を超える子どもが参加。工作ワークショップやゲームコーナーなど、各団体が強みを生かした内容でにぎわいを見せた。南区では以前から居場所運営団体のネットワークが組織されており、今回の企画はその中から生まれた。関係者は「このような取組を区内全体に広げられれば」としている。

 企画を実施したのは、南区でこども食堂や学習支援などを行う7団体とフォーラム南太田、清水ケ丘地域ケアプラザ。

 南区では子どもの居場所運営団体による「南区子どもの居場所づくりネットワーク」がある。南区社会福祉協議会と区役所が事務局となり、居場所づくりを支援している。ネットワークでは、団体間の情報交換を目的に交流会を開いている。

交流会でアイデア

 昨年秋に太田地区周辺の団体による交流会があり、参加団体から「活動が滞りがちな冬休みに合同企画ができないか」との声が出た。「餃子の王将」を展開する王将フードサービスが全国のこども食堂へ弁当を無償提供する取組を冬休みに行うことから、これを活用した企画を決めた。

 参加団体はそれぞれの利用者に呼び掛けたほか、小学校とつながりのある団体が学校でチラシを配布する調整を担当。こども食堂「みなみ〜な広場」の会場でもあるフォーラム南太田が会場を提供するなど、役割分担をして進められた。

強み生かす

 当日は弁当配布の前に工作ワークショップが行われ、小学生までの30人が参加。その後の弁当配布には100人以上の子どもが集まった。王将の弁当のほか、「神奈川・緑の劇場」による県内生産者の野菜が提供された。ほかにも、地域からフードドライブによって寄せられたレトルト食品などもあり、親子が品物を選んでいた。会場ではボールを使ったゲームが行われ、その得点に応じてもらえるチケットでぬいぐるみや保護者向けの化粧品なども渡された。

 小学生と幼稚園生の2人の子どもと参加した母親は「小学校からの案内で開催を知った。物価が上がる中、こうした企画は助かる」と話した。

協力で課題乗り越え

 月1回、前里町四丁目町内会館で弁当配布を行う「こっこダイニング」の大木ほずみさんは「団体が協力したからこそできた活動」という。各団体とも決められた日時に活動することが多く、冬休みに追加の活動が難しい中、連携によって課題を乗り越えた。早くも「次の長期休みにもまたできれば」との声も出ているという。

 同ネットワークのアドバイザーで青少年支援に取り組む「子どもの未来サポートオフィス」の米田佐知子さんは「団体間の連携が活動を後押しした。この流れがほかの地区にも広がれば」と期待した。今年度は方面別に団体交流会を行っており、今後、連携が進むことが予想される。

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