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南区 教育

公開日:2023.02.09

別所小6年生
まちの魅力 伝えるラリー
ウォーク企画に130人参加

  • ウォークラリーのスタンプポイントである料理店の前でスマホを手にクイズに答える参加者

 市立別所小学校の6年生が企画した同校周辺のウォークラリーが2月4日に行われ、住民ら約130人が参加した。

 企画したのは6年2組。総合学習の授業で別所の魅力を伝えることをテーマにし、まちを盛り上げるために何ができるかを考えた。児童は店舗や人、場所を知ってもらうためのウォークラリーを行うことを決め、昨年の夏休み前から地域の魅力を調査し始めた。同時に別所の歴史を知る町内会長から話を聞くなどの取組も進めた。

スマホでクイズ

 10月と12月にウォークラリーを行い、3回目の今回は参加を呼び掛ける対象を広げたこともあり、これまでの約4倍の130人が参加。同校から出発した参加者は、児童がスマートフォン向けのスタンプラリー作成サービスで作ったサイトを見て、学校の近くにあるコンビニエンスストアや飲食店、公園などを歩いた。児童は案内役として同行し、自分たちが調べたことをクイズにして出題。参加者がスマホに表示された問題に回答する形式で、正解するとサイト上でスタンプが得られる仕組みにした。約1・5Kmの「ロングコース」では、コンビニの仕入れの工夫や公園内の池で見られる生き物についての問題を出した。ゴール後、スタンプ獲得者に6年2組のキャラクターが描かれたエコバッグが配布された。

 息子の案内でコースを歩いた父親は「眺めがいい場所など、初めて歩く場所もあり、新たな発見ができた」と話した。学校近くに住む女性は「今まで行ったことのない公園に行って良い運動になった」と語った。

 女子児童は「別所のことを調べる中で、あたたかくて優しい人が多いことが分かった」と話し、男子児童は「店の前を通るといつもあいさつをしてくれる」と地域と関係が持てたことを喜んだ。

地域支える存在に

 担任の別府大輔教諭は「子どもたちはコロナ禍で地域と関わることが難しかったが、卒業を前につながりを感じることがてきたのではないか」と話し、「まちの輝きを伝え、卒業後も別所に愛着を持ち、地域を支える存在になってほしい」と期待した。活動のまとめとなる最後のウォークラリーを3月2日に行う。

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