南区制80周年の記念誌が完成し、7月27日から区内の書店などで販売される。区の花「さくら」と歴代の南区庁舎、南区を走った路面電車を紹介する内容が中心で、戦前・戦後の発展が分かる内容になっている。区制80周年へ向けた関連行事も増えつつあり、区などは12月へ向けて機運を高めていく。
記念誌「さくらと人情のあるまちみなみ」は節目の年を祝おうと、南区制80周年記念事業実行委員会(吉井肇会長)が発行。A4判62ページ。
区の花「さくら」の紹介部分は区内の桜の名所や大岡川プロムナードの誕生から再整備までの歴史を紹介。「南区さくら貯金振興会」による公園や学校への植樹の状況などが説明されている。
区庁舎の紹介は、現在のフォーラム南太田の場所にあった初代庁舎(1943年〜58年)から米軍の接収解除後に花之木町に建てられた2代目(58年〜73年)と3代目(74年〜2016年)、現在の浦舟町の4代目まで、懐かしい写真とともに掲載。
路面電車の紹介は1972年まで南区内などを走った横浜市電の様子と現在の同位置を写真で比較している。
3つのテーマを通して、戦前、戦後の南区の発展が分かるような内容になっている。
2千部を発行。区内では弘明寺商店街入口の弘明堂書店、京急弘明寺駅そばの大林堂書店、医大通り内の柴田書店と区役所1階の「にこにこみなみ」で販売する。
同実行委員会の吉井会長は「昔の話から現在の区庁舎の話まで掲載されており、南区の歴史を知ることができるもの」と話している。記念誌に関する問い合わせは南区役所区政推進課【電話】045・341・1233。
12月1日の区制80周年へ向けた記念事業も各地で行われる。20日には、9月17日に関東学院中学高校で行われる「南区読書活動推進講演会」の詳細が公開され、作家の五木寛之さんが講演することが発表された。
ほかにも、町内会や市民団体が「南区制80周年記念」の名称を付けて行うまつりなども予定されている。実行委員会は引き続き、記念事業を実施するための協賛金を募っている。問い合わせは同実行委員会事務局(南区総務課庶務係)【電話】045・341・1224。
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