みなみ桜まつり
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5年ぶり、踊りの花咲く
3月28日
野外で子ども向け映画を上映するイベントが10月14日、睦町2丁目の睦町公園で行われた。堀ノ内睦町地区の団体による実行委員会が企画し、約100人が集まった。コロナ禍で地域活動が停滞し、新しい手法を考える中で始まったもので、多世代交流を促す地域づくりが進められている。
同地区ではコロナ禍で地域行事が停滞していた2020年、同地区連合町内会が主催し、睦町公園で映画会を開催。地区内で活動するこども食堂の運営団体と睦地域ケアプラザも協力し、21年も続けて行った。
コロナ禍で危機感
活動の輪を広げようと、21年12月に同地区連合町内会や地区社会福祉協議会を中心に「睦町公園映画会実行委員会」を立ち上げた。実行委には、こども食堂の運営団体や食堂を支援する横浜南央ロータリークラブなども加わり、幅広い支援体制となった。
連合町内会長で実行委の委員長を務める四方田信和さんは「コロナ禍で地域活動がなくなる危機感があった。地縁団体を持続、維持させるためにも新しい活動が必要だと考えた」という。
南区から補助金を受け、22年10月に行った映画会では上映前に公園で「縁日」を開き、楽しめる企画を増やしたことで家族連れでにぎわった。
縁日組み合わせ
好評だった昨年に続く開催となった今回も午後3時から縁日を開始し、早くから親子でにぎわった。映画上映は暗くなった午後6時からだったが、30分前から用意されたシートに場所を取り、集まった約100人は持参したいすに座るなど、鑑賞しやすい態勢を整えていた。
映画は公園のフェンスに取り付けた大型のスクリーンにプロジェクターで投影して上映。アニメニメ映画の「長ぐつをはいたネコ」の日本語吹き替え版を流し、約90分間、子どもは集中して鑑賞していた。同日の日中には、公園そばの更生施設「民衆館」で大人向けの映画会も実施。子どもから大人まで映画を楽しむ一日となった。
四方田さんは「映画を通して多世代がつながりを持つことができた」と手応えを語る。同地区の取組を参考に、六ツ川大池地区でも昨年から子ども向け映画上映会が行われるなど、広がりを見せている。「映画会を定着させたい」とも語り、新しい取組を地域の恒例行事にし、住民のつながりを深めたい意向だ。
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