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南区 社会

公開日:2023.11.09

六ツ川糸縄神社
食事会で多世代交流
親子が初参加

  • 食事を楽しむ親子ら

 六ツ川の糸縄神社を拠点に地域のつながりを育むことが目的の食事会「なぎさ食堂」が11月4日に行われた。

 昨年まで六ツ川東台自治会の会長を務めた高橋祥世さん、同神社でフリーマーケットを主宰する高栁伸一さんらが7月に初めて行い、現在は月2回のペースで実施。地元の食材を使った弁当のほか、和菓子などのデザートを提供する。

 当初は「糸縄お食事会」の名前で開催したが、高齢者しか参加できないという印象が強いとの声があった。子育て世代が参加しやすい雰囲気づくりをしようと、9月から「なぎさ食堂」に改めて運営している。

 この日は子どもが初めて参加。肉や野菜などが入り、栄養バランスが考えられた弁当、味噌汁、デザートを頬張った。小学生の息子2人とともに参加した女性は「おいしい料理が食べられ、皆さんと交流できて楽しかった」と話した。高橋さんは「初めて子どもの参加者も見られ、多世代交流といった食堂の趣旨を達成する一歩となった」と話し、手応えを感じていた。

 なぎさ食堂の存在を幅広い世代に知ってもらうため、食堂の開催日やメニューの情報をウェブサイトで発信している。高栁さんは「糸縄神社は地元住民にとって親しみのある場所。神社を拠点としたにぎわいづくりに継続的に取り組みたい」と意気込み、フリーマーケットとともに定着化を図っていく。

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