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公開日:2023.11.09

南消防団
第三分団 市訓練会へ
18日、ポンプ操法で区代表

  • 市訓練会に参加する(左から)竹谷さん、武部さん、涌井さん、須加さん

 南消防団第三分団が11月18日に行われる「横浜市消防操法技術訓練会」に南区代表として出場する。訓練会は4人で小型ポンプ操法訓練の技術を競うもの。代表メンバーは7月に決定し、それ以降、練習を重ねてきた。団員は訓練技術の向上に加え、分団の一体感醸成にも好影響が出ているとし、本番を前に団全体が活気付いている。

 市訓練会に出場するのは蒔田、お三の宮、堀ノ内睦町の各地区を受け持つ第三分団所属の竹谷拓摩さん(40)、武部竜仁さん(59)、涌井秀樹さん(47)、須加浩明さん(62)。7月にあった南消防団の「夏季訓練会」の小型ポンプ操法訓練で、第三分団が6つの分団の中で最も良い成績を収め、代表に選ばれた。

 訓練は簡易水槽から3本のホースを伸ばし、標的となる的に放水するもの。タイムに加え、動作の正確性も評価される。

 代表選出後、4人は週1回、本番の舞台となる戸塚区の市消防訓練センターや阪東橋公園などで練習を重ねる。竹谷さんは「動作で減点がないように、基本的な部分を確認してきた」といい、50秒台だったタイムも40秒台に縮まってきた。

 11月2日には、阪東橋公園で激励会が行われ、消防団幹部やOBが参加。4人は実際にポンプ操法訓練を実演した。

 市訓練会には市内の20消防団が参加する。ここ数回の訓練会で南消防団は2桁順位が続いており、今回の目標は「半分より上」としている。

一体感高まる

 南区の代表として練習を続けたことで、武部さんは「チームワークがさらに良くなった」と話す。練習には第三分団のほかの団員も協力しており、分団の一体感や団結力が高まったという。

 消防団は近年、団員確保のために、企業や若者へのアプローチを強化している。涌井さんは「災害時に使う器具の使い方など、いざという時に役立つことも多いので、ぜひ消防団に入ってほしい」と呼び掛ける。4人は訓練会へ向けた練習で培った技術や団結力を日頃の団活動にもつなげていく。

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