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公開日:2023.12.01

南区制80周年 あったかいまち 次の時代へ

 南区が1943年(昭和18年)に誕生してから12月1日で80周年を迎えた。80周年を祝おうと、この1年、地域と行政が一体となって様々な取組が行われた。多くの子どもたちが参加し、「南の風はあったかい」のキャッチフレーズの通り、「あったかいまち」である南区が次の時代へ一歩を踏み出した。

 南区制80周年の節目の年を祝おうと、2022年(令和4年)6月に「南区制80周年記念事業実行委員会」(吉井肇会長=南区連合町内会長連絡協議会会長)が設立された。各地区の連合町内会長や区内団体の代表者らによって組織され、記念事業を進めてきた。

バッジ・Tシャツ人気

 記念事業が本格的にスタートしたのは23年(令和5年)1月11日の「南区新年賀詞交歓会」内で行われたキックオフイベント。この中で区制80周年を広く発信するための記念ロゴマークがお披露目された。

 マークは区の花「さくら」のイラストの上に青字で「80」と大きく書かれ、区のマスコットキャラクター「みなっち」が配置されたもの。ロゴマークを使った缶バッジは地域のイベントなどで配布され、多くの区民が手にしている。

 このロゴマークが胸に配置された80周年記念のオリジナルTシャツが販売され、予想を上回る人気を見せた。背中に大岡川と桜が描かれたデザインが好評で、夏から秋の地域行事では青いTシャツを着た人が目立った。

地域ににぎわい

 これまで春に行われていた「南区桜まつり」と夏の「南まつり」が統合して誕生した「みなみ桜まつり」。会場の蒔田公園では南まつりの名物だった絵どうろうの展示があり、コロナ禍で途絶えていた企画が4年ぶりに帰ってきた。

 新型コロナウイルス感染症が5類に移行した5月以降は地域行事が活発になり、「南区制80周年記念」を冠にしたイベントが各地で行われ、にぎわいが戻ってきた。

区民参加企画も

 区民が携わる記念事業も行われた。

 区内で撮影した思い出の写真を募集し、南区の魅力を発信する「#みんなでつくる南区動画」では約700枚の写真が郵送やインスタグラムを通して集まった。寄せられた写真を使用して制作された動画は12月1日の記念式典でお披露目され、その後、区のホームページなどで公開される。

子どもが活躍

 次の時代を担う子どもたちが参加した取組も多くあった。

 区内の保育園や幼稚園を対象にした「みんなでおどろう『南区音頭』」は、夏祭りでは欠かせない「南区音頭」を各園で練習した。そこで踊りを覚えた園児が地域の祭りで踊る姿も見られた。

 蒔田公園で11月18日に行われた桜の記念植樹式には日枝小学校と蒔田小学校の放課後キッズクラブの児童が参加。公園に植えられた高さ約4mの「ジンダイアケボノ」に土をかけ、地域住民と成長を願った。

 1943年(昭和18年)に誕生した南区は、空襲や戦災による甚大な被害を乗り越え、80周年を迎えた。あったかい風が次の時代への道しるべとなり、新しい一歩を踏み出した。



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