講演する玉城知事
横浜で講演
南区在住の齋藤勁元衆議院議員が代表理事を務める一般社団法人「勁草塾」の特別講演会が12月15日に中区で行われ、沖縄県の玉城デニー知事が辺野古への新基地建設などについて語った。
講演会には約１９０人が参加。玉城氏は、米軍普天間基地の移設先として辺野古に新基地を建設しようと、国が県に代わって工事計画の設計変更を承認する「代執行」を進めることについて「全国の自治体で共通する問題であり、考えてほしい」と沖縄だけの問題ではないとした。さらに「対話を進めても（国に）聞き入れてもらえない不条理な状況。民主主義や地方自治の根本問題でもある」と訴えた。沖縄県の参与でもある齋藤氏は「米軍基地は世界中にある。点ではなく面でとらえ、日米両政府と向き合う運動を進め、解決につなげていく」と述べた。
代執行を巡る国と沖縄県の裁判では、12月20日に沖縄県に設計変更の承認命じる判決が出た。国は代執行の手続きを進め、工事に着手しようとしている。
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