神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
保土ケ谷区版 公開:2011年9月8日 エリアトップへ

神戸町「はぁふたいむ」で人形展を行うアコーディオン奏者 福田 安弘さん 区内・峰岡町在住 67歳

公開:2011年9月8日

  • LINE
  • hatena

「また来たい」、そのひと言のために

 ○…サラリーマンをしていた30年前に知人から貰った、幾つかの黒猫が楽器を弾いている人形の中に”それ”を弾いている1匹を偶然みつけたのが『アコーディオンとの出会い』。ピアノをこよなく愛しアマチュア合唱団に所属するなど音楽に親しんでいたが「それ以来、楽器はアコーディオン一本ですね」と、まずは明るい笑顔をみせてくれた。

 ○…出会いが、楽器そのものではなく”楽器を弾く人形”という珍しいケースだったせいか、のめり込み方もユニーク。こうしたアコーディオンをモチーフにした人形収集家として名を馳せ、自宅には世界中から探し出した850種類もの人形を保管する。それでも「予算の都合で入手できなかった人形が夢に出てくる事もありますね」と、飽くなきコレクター魂の一端も。

 ○…また一方では、日本屈指の奏者として知られる金子元孝氏(故人)に早くから師事。『名手ほど人前で恥をかくべし』という教えを忠実に守り、演奏技術の研鑽のみならず駅前などでそのパフォーマンスを頻繁に披露してきたという。「ステージ度胸と共に、アドリブ能力が養えましたね」と、当時の様子を振り返る。

 ○…伴奏を担当する事が多いアコーディオンの世界では、このアドリブ能力が不可欠。「演奏技術そのものは(他の専門家に)適わないかもしれませんが、伴奏者としての力量なら負けませんよ」とニヤリ。その言葉通り、歌う相手の年齢、性別、音程の高さなどを考慮して曲の途中でもスムーズかつ咄嗟にキーを変える独自のテクニックを構築。さらに琴線に触れるような叩き上げならではの人情味溢れる演奏は評判を呼び、今や沢山の出演依頼が舞い込む人気奏者に。近年、再び注目されている歌声喫茶を支える裏方として「ストレスが多い現代社会の中で”楽しかった、また来たい”と言ってもらえる演奏を続けて行きたいですね」と、相棒を我が子の様に抱きかかえながら語ってくれた。
 

㈱横浜建材工業

屋根と外壁のプロ 屋根の無料点検実施中。瓦一枚からでも!

https://yokoken.com/

<PR>

保土ケ谷区版の人物風土記最新6

浅原 誠治さん

4月1日にオープンした多目的アリーナ「横浜BUNTAI」の館長に就任した

浅原 誠治さん

中区在勤 52歳

4月25日

本田 悦二郎さん

保土ケ谷警察署の新署長に就任した

本田 悦二郎さん

川辺町在勤 57歳

4月18日

加藤 和さん

アートホールで開かれるDVD鑑賞会の上映前に舞台に立ち作品紹介する

加藤 和さん

花見台在勤 62歳

4月11日

山本 将大さん

ダウン症のドラマーで、地域を拠点にバンド活動を行っている

山本 将大さん

仏向町在住 18歳

4月4日

竹内 一郎さん

能登半島地震の医療災害対策本部DMAT本部長を務めた

竹内 一郎さん

横浜市立大学附属病院勤務 51歳

3月28日

伊藤 奈美さん

子育て中の親子に交流の場などを提供する「パオパオの木」の代表を務める

伊藤 奈美さん

狩場町在住 53歳

3月21日

あっとほーむデスク

  • 4月11日0:00更新

  • 4月4日0:00更新

  • 3月21日0:00更新

保土ケ谷区版のあっとほーむデスク一覧へ

イベント一覧へ

コラム一覧へ

保土ケ谷区版のコラム一覧へ

バックナンバー最新号:2024年4月25日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook