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保土ケ谷区 人物風土記

公開日:2012.02.16

プロドラム奏者として、神戸町「はぁふたいむ」でジャズライブを行う
藤川 栄治さん
瀬戸ケ谷町在住 56歳

ジャズの魅力多くの人に



 ○…保土ケ谷スポーツセンター内のふれあいショップ「はぁふたいむ」で、4年前から仲間らとともにジャズライブを開催。回を重ねるごとにファンを増やし、最近では満席必至の人気ぶりに。「これまであまりジャズを聴いてこなかった地元の人などにも喜んでもらえて嬉しいですね」とやりがいを語る。



 ○…埼玉県出身。高校1年生の時、吹奏楽部でドラムに出会う。その後、アマチュアとしてキャバレーなどで演奏し、腕を磨いた。「ドラム叩いてお金がもらえるならぐらいの軽い気持ちで始めたけど、もちろん初めは大変でしたよ」と当時を振り返る。ライブハウス等で経験を積み、22歳でプロに。現在も、ジャズハウスや演歌歌手のコンサート等で演奏を続ける。また、桜台小の器楽クラブやPTAバンドでは指導者としての一面も。「子ども達を始め、できるだけたくさんの人に音楽の楽しさを知ってもらえたらいいなと思っています」と優しい笑顔を見せる。PTAバンドのコンサートでは、同じく音楽にたずさわっている妻や息子との共演経験もあるのだとか。



 ○…「はぁふたいむ」でのライブは、同所で長年歌声喫茶を開いている妻に誘われたのがきっかけ。誰でも楽しめるよう、映画音楽や有名曲を選ぶなど工夫を重ねている。時には観客からのリクエストで即興演奏を披露することも。ジャズハウスのように、お酒や食事をしながら聴ける雰囲気も好評で、リピーターも増えてきているという。



 ○…「お客さんを楽しませるには、まず自分が演奏を楽しまないと」がモットー。仲間らと好きに演奏できる同所でのライブには、普段の仕事とは違った楽しみがあるそうだ。「ジャズは敷居が高いと思っている人や、聞いたことがないという方にも気軽に親しんでほしいですね」と思いを語る。長年親しんできたジャズの魅力を地域の人々に伝えるため、今後も幅広く音を届けていく。

 

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