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保土ケ谷区 人物風土記

公開日:2014.08.28

「第1回 ちょい呑みフェスティバル」の実行委員長を務める
渡辺 紀行さん
峰岡町在住 39歳

伝えたい「和田町の魅力」

 ○…立ち飲みスタイルの焼き鳥店「麦わら屋」の店主として手腕を揮う傍ら、地元の企業経営者などで組織される「チーム和田町」のメンバーとして、商店街活性化などを目指した各種イベントの企画などに精力的に参画。今春から準備を進めてきた「ちょい呑みイベント」では参加店舗のリーダー役に就いた。「予想以上に多くのお店(32店舗)に参加して頂き、嬉しいですね」と、まずはホッとした表情をみせる。

 ○…和田町や近隣の飲食店をはしご酒で巡るこの企画は、地域の魅力を発信する絶好の機会。「各店舗の存在を知って頂き、常連になってもらえれば最高ですね」と抱負を語る。現在は委員長として、催しのポスター制作や各店で供されるメニューづくりの応談などに忙しい日々を過ごす。

 ○…他エリアの「ちょい呑み」イベントでは、出店者同士の情報共有にメールやLINEなどが多用されるケースが多い中、店主に説明するために電話や、直接足を運ぶスタイルが中心なのは、下町風情が残る和田町ならでは。「そんなアナログな感じが残る街だからこそ、店同士の『横のつながり』や『顔の見える関係づくり』には適しているんですよ」とニッコリ。

 ○…相模原でハンバーグ屋を繁盛させていた3年前、実家のある保土ケ谷区に帰省した際に、現在の場所に店を出す事を決意。現在では和田町の店舗一筋に。元々、仲間を集めて盛り上がる事や、サッカーが大好き。今回の「ちょい呑み」でも、横国大の学生の力を借りてパンフレットを作成したり、地元を拠点とするプロチーム・横浜FCとのコラボを実現させたりと、独自色を随所に打ち出している。また今回、実行委員長就任を機に地元への愛着が一層、増したそうで「自分自身、色々な発見がありますね」と嬉しそうな様子。1カ月半後の和田町エリアの飲食店では、どんな楽しい酒が酌み交わされるのか、今から楽しみだ。

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