神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
保土ケ谷区版 公開:2014年11月27日 エリアトップへ

星川杉山神社で、神楽の指導者を務める マサヒロ 水野さん (本名・水野 雅広)西区在住 52歳

公開:2014年11月27日

  • LINE
  • hatena

3つの顔を持つ男

 ○…道具を使った曲芸を行うジャグリング、大小のこまを使ってさまざまな曲芸を行う江戸曲独楽、神様に舞や音楽を奉納する神楽。それぞれの分野で活躍し、区内では星川杉山神社を拠点にする明神神楽会や、先日同神社で行われた「七五三祭」でも、巫女舞の指導を行う。独自に開発したお囃子の譜面の研究などにも余念がなく、分かりやすさを追求しさまざまな工夫を凝らす。

 ○…ジャグラーとして、欧米諸国を股に掛け活躍する。もとは手品師を志していたが、勉強のために見に行った海外のショーで転機が。「シンプルな道具と巧みな話術で人を楽しませているジャグラーに心奪われた」とそちらの道へ進むことを決意。28歳のとき独学でプロデビューを果たしたが、外国の大会に出場した際に言われた「日本人なのになぜ日本の曲芸をやらないのか」という言葉に衝撃を受け、江戸曲独楽の師匠の下に弟子入り。さらに傘の上でまりを回すなどの曲芸を行う太神楽へも弟子入りした。神楽には付き物の笛や太鼓にも精通しており、その姿はさながら和のジャグラーだ。

 ○…愛知県出身。子どもの手遊びが芸の原点というように、幼い頃から手先が器用でけん玉やヨーヨー、こま回しが得意だった。友人の推薦で、長さ15mのひものけん玉を披露しテレビ番組に出演したことも。「好きだからたくさん練習したし、その分できるようになると嬉しかった。そこは、上達が目に見える曲芸に通ずる部分がある」と自身のルーツをたどる。

 ○…プロとして活動する傍ら、こま回しやけん玉など伝承遊びの普及のため全国の幼稚園や小学校を渡り歩く。「ふと今の子どもたちが箸を上手く使えていないことに気付いた。伝承遊びの楽しさを知りながら手先を上手く使えるようになって欲しい」と語る。自身の原点と経験を次の世代へ。表現者だけでなく、伝道者としての一面も垣間見えた。
 

保土ケ谷区版の人物風土記最新6

竹内 一郎さん

能登半島地震の医療災害対策本部DMAT本部長を務めた

竹内 一郎さん

横浜市立大学附属病院勤務 51歳

3月28日

伊藤 奈美さん

子育て中の親子に交流の場などを提供する「パオパオの木」の代表を務める

伊藤 奈美さん

狩場町在住 53歳

3月21日

木村 勝義さん

相鉄線和田町駅前の美化活動に尽力する「タクシー乗場委員会」の委員長を務める

木村 勝義さん

65歳

3月14日

山口 亮子さん

星川商店会が開講中の企画「まちゼミ」で中心的役割を担っている

山口 亮子さん

星川在住 46歳

3月7日

渡邊 桃伯子(ともこ)さん

「ヨコハマSDGs文化祭」の実行委員長を務める

渡邊 桃伯子(ともこ)さん

67歳

2月29日

綿貫 展久さん

くぬぎ台団地の「木曜市」などに参加し、食を通じた地域活性化に取り組む

綿貫 展久さん

坂本町在勤 52歳

2月22日

<PR>

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 3月21日0:00更新

  • 3月14日0:00更新

  • 3月7日0:00更新

保土ケ谷区版のあっとほーむデスク一覧へ

コラム一覧へ

  • ミルキーJr.モカ Jr.モネのほどがや

    vol.514

    ミルキーJr.モカ Jr.モネのほどがや

    「春の花【2】」文/ささきやすえ(区内在住・フリーライター)

    3月21日

  • 法話箋 〜鹿苑〜

    日蓮宗樹源寺 権住職 日比(ヒビ)宣仁(センジン) 連載35

    法話箋 〜鹿苑〜

    行位論(ぎょういろん)について―六即説(ろくそくせつ)―

    3月21日

保土ケ谷区版のコラム一覧へ

バックナンバー最新号:2024年3月28日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook