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保土ケ谷区版 公開:2015年5月6日 エリアトップへ

横浜国立大学の学長に就任した 長谷部 勇一さん 東京都在住 60歳

公開:2015年5月6日

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アジアで活躍する人材を

 ○…先月、横浜国立大学の学長に就任。留学生約900人が学ぶ国際性豊かな大学で、「グローバルに活躍できる人材を」と意気込む。今、経済成長の中心となっているアジアは、文化的、宗教的にも多様性があるエリア。文化や制度の違いを理解して、新しい時代に適応できる研究や人材を養成したいと考える。「母国でリーダーになる留学生を育て、アジアで活躍できる日本人を育てることを求められている」と話す。

 ○…一方でローカルな部分にも力を入れている。ワダヨコ、和田べんといった大学生が保土ケ谷の街づくりに関わる活動が生まれた、地域実践教育研究センターは、発足当初から関わってきた。「横浜のような成熟した社会での教育や福祉といった問題は、やがて世界の都市で起こりうる問題だからこそ、今考えなくてはいけない」と力を込める。

 ○…生まれも育ちも東京。子どもの頃は野球少年も、「今はウォーキングやジョギングが趣味」と微笑む。フルマラソンに挑戦することも。専門分野は、産業連関分析。経済を鉄鋼や自動車といった産業ごとに分け、産業同士でやりとりしている原材料に注目して分析するもの。産業同士の繋がりから経済を据えるもので、環境経済にも繋がる学問だ。同大に経済学部助教授として着任から31年。学生の印象を聞くと、「素直な学生が多い」と即答しながら、「もう少し積極的になって」と付け加えた。

 ○…入学式では、「自由について考えて」と話した。「受験が終わって自由になったと思っているかも知れない。だけど社会に出た時に希望や要求を自分の意思で実現できる状態になっていることが積極的な意味での自由。そのためには4年間目標を持って過ごしてもらいたい」と語った。「学生は現場を見て鍛えられる」と地域と積極的に関わりたいとも考える。「ぜひ区民の皆さんの声も聞かせてもらえれば」と、学生を思う眼差しは温かかった。

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