12月中旬から本紙で「こどもと一緒の避難所体験観察レポ」を連載する たかえみちこさん(本名 鈴木美智子さん) 月見台在住
地元愛、絵で親しみ込めて
○…「街の魅力を見つけると伝えたくなってしまう」とほほ笑む。市民活動センターの「街のレポーター」や、「ほどがや語りべ会集」の編集メンバーとして、市民サークルや老舗商店などを取材し、手書きのイラストと文章でレポート。「手描きならではのぬくもりや優しさを伝え、読む人を引き付けたい」とその魅力を語る。本紙では、公共施設で避難所体験した親子の様子を取材し、まとめたレポートを連載する。
○…以前、取材でソーセージの製造現場に行き、生産者の情熱に感銘を受けた。「生産にかける思いを知って食べると、より味わえるのでは」と体験の様子をイラストにすると共に、取材内容を文字で付け加えた。”イラストライター”に転身した瞬間だった。歩いてその土地のものを味わうのが好きで、川崎市の事業で7カ月で40か所の地元商店を取材。「描きすぎて腕が上がらなくなった」と苦笑い。保土ケ谷では、筆文字が印象的な「ごうどいち」のポスター製作など地域の魅力発信に貢献してきた。「昔ながらの雰囲気が残る保土ケ谷は、筆文字が似合うと思う」
○…絵が好きで、よく机に落書きをしていた少女時代だった。銀行員として勤務していた20代後半、「このままでいいのか」と現状に疑問を持ち、「手に職をつけたい」と退社。夢だった絵を使った仕事に挑戦するため、早朝はパン屋で働き、午後は茨城から都内のイラストスクールに一時間半かけて通う生活を半年間続け、イラストレーターとして活動をスタートした。
○…「住んでいるのに意外と知らない街の魅力が多い」と表情には保土ケ谷への愛に溢れている。「五感を使って集めた魅力や情報を自分ならではの手描きの絵と文字で、わかりやすく親しみやすく伝えていきたい」と目を輝かせる。「行ってみたくなるようなものを描いて『なんて良い所に住んでいるんだろう』と実感してもらえれば」と筆を握る。
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