保土ケ谷区 人物風土記
公開日:2026.05.07
星川一丁目自治会の会長で、年間を通して様々な地域行事を企画している 藤澤 守さん 星川在住 82歳
「地域の宝」を見守る
○…星川小、岩崎中を卒業した地元っ子。町内会の副会長を務めていた父の背中を見て育ち、30代から星川一丁目自治会の役員として運営に携わってきた。約42年前に建てられた現在の同自治会館を最初から知る古参。「会館が完成した時代に始まった自治会の大運動会は今秋で43回目を迎える。若い世代の助けもあり、多くの伝統行事が継続できている」と感謝の言葉を述べる。
○…子どもの頃から地域行事に参加し、祭りの準備や夜警などを手伝っていた。「当時はまちのためにというよりも、お小遣いが欲しくてやっていた」とお茶目に笑う。かつて、自治会長だった故大久保英太郎さんから背中を押され、17年前から自治会長を務める。「自分を育ててくれた地元に恩返しをしたい」という気持ちで舵を取る。きっかけをくれた大久保さんへの敬意を込め、自治会館に隣接する星川一丁目公園の桜の木に「英太郎桜」と名付けた。
○…自治会館は、台風などの災害発生時の「助け合い避難場所」としても機能。住民に向けて避難指示や緊急情報を一斉に伝達できる防災無線を置くなど、「もしもの時」に備える。大運動会など年間を通して様々な行事を開催し、住民同士の心の壁を取り払うソフト面の防災にも注力。地域の安全網をより強固なものへと編み上げている。
○…以前は読書などを趣味としていたが、「今は地域活動が趣味そのもの」とほほ笑む。「子どもは地域の宝」と語り、新入生歓迎会や交通安全教室といった子ども向けの行事を企画する。その根底には、自身が幼少期に感じた「大人が見守ってくれている安心感」を今の世代にも伝えたいという信念がある。「まちの父」の一人として、星川の街並みを温かな眼差しで見守り続ける。
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