今年も残り10日。タウンニュースでは今年も1年間、保土ケ谷区内の細やかな話題を数多く報じてきた。年内最後の発行となる今週号では、紙面を通じて保土ケ谷のこの1年を振り返ってみた。
◇1月
90周年ロゴ決まる
区制90周年を記念し投票を受け付けていたロゴマークとキャッチフレーズが決まった。「90」の文字の中を区の鳥「カルガモ」の親子が列を成して泳ぐ様が描かれたロゴマークは、横浜国立大学教育人間科学部学校教育課程美術教育講座の学生7人がイラスト原案を手掛け、指導にあたる渡辺邦夫教授が選考・監修した。
◇2月
消防団が充足率100%に
保土ケ谷消防団が400人の定員に対し充足率100%に。イベント時にブースを設置したり、戸別訪問を行うなどして積極的に声掛けを展開したほか、幅広い世代からの関心を持ってもらおうと寸劇やグッズ配布などを通じ、防災知識の習得や応急手当指導員や防火管理者の資格取得など入団のメリットを詳しく説明するなど、独自の取り組みが実った。
◇3月
相鉄下り線が高架化
3月5日の始発から星川駅―天王町駅間およそ1・8Kmの下り線が高架化。当該区間の踏切は朝夕のラッシュ時には1時間のうち遮断時間が40分を超える「開かずの踏切」だったが、高架化後の調査で踏切遮断時間は平均で19分短縮され、渋滞の長さも短くなった。
◇4月
上菅田村の姿を再現
笹山小学校内にある「ささやま丘の上ミュージアム」の関係者が70年前の上菅田村の姿をジオラマで再現。当時から暮らす人からの聞き取り調査などをもとに、地域内を流れる川の流域に60軒ほどの民家が並び、住宅が立ち並ぶ現在の姿とは異なる当時のようすを忠実に再現した。
◇5月
国大生の大作が幼稚園に
横浜国立大学の大学院生轟颯馬さんが手掛けた重さ200kgを超えるゴリラの彫刻が初音丘幼稚園に寄贈された。作品は学部の卒業制作品。作品展終了後、大作の引き取り手がなく、相談を受けたのが弊紙編集スタッフ。「ゴリラの彫刻が『ゴリラ園長』の所にあったら素敵だね」と、同園の渡邉眞一園長に協力を呼びかけると引き取りを快諾。園舎内に設置されたゴリラは園児の人気者となった。
◇6月
栗の沢西自治会環境相表彰
県立保土ケ谷公園の西側に位置する栗の沢西自治会が環境大臣表彰を受けた。50年近い地域美化活動が評価を受けた。
◇7月
福永選手が甲子園へ
上菅田中学校出身で横浜高校野球部の主将を務めていた福永奨選手が県大会を制し甲子園大会出場を決めた。甲子園では熊本・秀岳館高校との初戦に敗れたが、1、2年生主体のチームを主将としてけん引した。
◇8月
岩崎小児童卓球で全国準V
福原愛選手など数多くの五輪選手も過去には出場している卓球の全国大会で岩崎小学校2年生の中野琥珀くんが準優勝。週6日、学校が終わると藤沢市内の名門クラブに出向く生活で、「ちょっと悔しい」と全国大会準優勝にも満足感はなく、「もっともっと強くなって世界で戦える選手になりたい」と視線は世界を見据えている。
◇9月
部員10人のチームが躍進
区内出身の選手を中心にチームを構成する中学生硬式野球チーム「保土ケ谷リトルシニア」が秋季南関東支部大会でベスト8入りし4年振りに関東大会へ出場。「地元密着」をチーム方針とする中、10人の少数部隊で、20年間チームを指導する監督からは「史上最弱」と評されたていた中での躍進だった。
◇10月
区制90周年式典開催
かながわアートホールで開催された式典には、230人が出席。駐日ブルガリア共和国特命全権大使も招かれ、ソフィア市長からのメッセージも紹介された。
◇11月
スリッパ卓球に熱狂
6月から区外も含めた19会場で予選会が開かれてきたスリッパ卓球大会の決勝大会が開かれた。時より吹く突風で球が荒れる中ではあったが、巧みなスリッパラケットさばきを見せる選手に和田町商店街の通りを埋めた200人近い観衆が熱狂した。
◇12月
桜丘高が海外高と姉妹校に
桜丘高校がドイツの総合高校と姉妹高校提携を締結。今後、生徒の相互派遣や部活動の体験、ホームステイなどを通じて交流を図ることになる。
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