花見台の県立保土ケ谷公園内にあるサッカー場=写真=が来年の東京五輪サッカー競技の公式練習場のひとつに選ばれた。使用期間は来年7月14日から8月8日までで、使用するチームは大会組織委員会などが今後決定するという。
同公園は県内初の運動公園として1957年に供用が開始された。サッカー場は公園開園前の49年ごろに開場。1998年の「第53回国民体育大会」(かながわ・ゆめ国体)に合わせスタンドやピッチの整備など、大規模な改修が行われ、現在の形となった。
2002年サッカーワールドカップ(W杯)日韓大会では、サブグラウンドとして整備され国際基準の芝生となり、オリバー・カーン選手が率い準優勝したドイツ代表チームが練習場として使用したことでも知られている。
現在はなでしこリーグや大学リーグの公式戦などで使用されるほか、J2・横浜FCの練習場のひとつとなっている。
県土整備局によると試合会場のひとつである横浜国際総合競技場の至近であることに加え、フィールドが天然芝であり、更衣室や駐車場などを備えているなどハード面でも評価を受け選定につながったという。
今回の決定を受け、サッカー場の管理を行うサカタのタネグリーンサービス(株)の高橋優太さんは「とても嬉しく思う。来年の夏へ向け、プレーしやすいベストの状態に仕上げていきたい」と話している。
使用期間中はサッカー場周辺エリアを含め一般利用が制限されるが、同時期に硬式野球場で開催される全国高校野球選手権神奈川大会への影響はないという。
サッカー競技には女子12チーム・男子16チームが参加。7月22日から一次ラウンドが始まり、女子は8月7日、男子は8日にそれぞれ決勝戦が予定されている。
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