保土ケ谷歯科医師会の会長に就いた 古田 潤二郎さん 神戸町在住 57歳
「本質を追い求める」
○…口腔ガン検診や市民講座の開催、虫歯予防啓発など、地域医療の一翼を担う保土ケ谷区歯科医師会に所属する歯科医85人のリーダーとして、地域歯科医療の充実に努める。訪問診療の紹介、高齢者施設などへの協力医派遣などを担うため今年4月に「地域医療連携室」開設。「患者様のニーズにこたえられる体制が整備された。これを軌道に乗せることが第一の仕事」
○…新型コロナウイルス感染症の影響もあり、以前にもまして口腔ケアの重要性がクローズアップされている。予防啓発のさらなる推進の好機と捉え、デジタル化も加速させる方針。「コロナ禍だからこそ生まれてくるアイデアがある。『できない理由』を探すのではなく、『どうしたらできるのか』を模索する」と前を向き、今秋には、市民講座を動画配信する。
○…幼少期から物を作ることを好んだ。歯科治療における詰め物や被せ物・入れ歯・矯正器具などの作成やメンテナンスを行う歯科技工士の道に進むことも考えたが、医学部に進学した2つ上の兄の影響もあり、高校2年生の時に歯学部を志望。大学卒業後、勤務医時代を経て1992年に天王町の商業施設内に開院、現在はコーナン保土ケ谷星川店内にクリニックを移し治療にあたる。
○…40歳になった時、「健康のために」と始めたランニングは20年来のライフワーク。マラソンでは飽き足らず、日本三大トレイルランに数えられる「北丹沢12時間山岳耐久レース」や100Kmを走破する「ウルトラマラソン」にも挑戦した探究者。「追い込む性格」。自身をそう評する胸の中には、常に「本質を見抜く力」を表す「慧眼の士」という言葉がある。地域歯科医療に求められる本質を追い求める舵取りに期待したい。
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