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保土ケ谷区 コラム

公開日:2022.01.20

連載コーナー【11】
横浜とシュウマイと私
シュウマイにも季節感

令和はシュウマイの時代!その中心は横浜!と断言するシュウマイ研究家が、横浜から「シュウマイ愛」を叫び(語り)ます。あなたの中で閉ざされた「シュウマイ愛」の扉が開くかも? 



 寒くなってまいりました。12月15日に発売しました我が著書『シュウマイの本』のなかでは触れることができませんでしたが、シュウマイの大切な要素の一つに「季節感」があります。



 特にこの時期、ふかしたてのシュウマイは心も身体も温め、せいろを開けた瞬間の蒸気が溢れかえる様子は、目でも私たちを温めてくれます。一方、夏はそんな熱々、はふはふな食べ物が敬遠されがち。そんななかでも食べてもらえるシュウマイをと、我らが横浜崎陽軒は、夏季限定で冷やして食べる「いかシウマイ」を販売。それはそれで、シュウマイの季節感を味わう楽しみの一つになっています。



 シュウマイの中身の具材でも、季節感は感じられます。前出の崎陽軒は春は桜えび、秋はきのこ、そして冬の現在は金目鯛と季節により食材を変えて販売しています。全国のデパ地下を中心に中華惣菜を販売する「PAOPAO」も、この冬はかにシュウマイを出すなど、季節の食材を用いたシュウマイを定期的に出しています。飲食店では新橋にある「TOKYO焼売マニア」が月替わりで食材を変えたシュウマイを提供。なかには季節感ある食材を用いたものもあり、毎月何が食べられるか楽しみです。



 実は「おせち」でもシュウマイの季節感が楽しめます。崎陽軒に加え、東京の名店「小洞天」もシュウマイ入りおせちを販売。この号が出る頃には販売終了している可能性大ですので、来年はぜひ!

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