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保土ケ谷区 コラム

公開日:2023.06.15

vol.494
ミルキーJr.モカ Jr.モネのほどがや
「町の風景」文/ささきやすえ(区内在住・フリーライター)

 ボクはミルキーJrモカJr モネ。瀬戸ヶ谷町に住む1歳のミニチュアシュナウザー。

 雨の日の多い季節になったね。散歩ができないことを残念に思うボク。雨上がりに外に出ると、アジサイのとりどりの色彩に見とれてしまう。アジサイの開花は季節を代表する町の風景だね。

 原産は日本に自生するガクアジサイ。花言葉は「謙虚」。酸性土壌で青く、アルカリ土壌で赤くなると聞くけれど、同じ敷地内でも青とピンクの両方をみかけることがあるね。漢字では「紫陽花」。平安時代中期の歌人で漢学者の源順(みなもとのしたごう)が使い始めたそうだよ。

 また、紫陽花にまつわる話として有名なのがドイツ人医師のシーボルト。国籍を偽って入国したことがわかり国外退去となったけれど、1829年の帰国の際に持ち帰ったのを契機に、欧州で、セイヨウアジサイとして品種の改良がされた。後に、植物学者と一緒に「日本植物誌」を記し、紫陽花の新種14種を紹介したそうだよ。

 保土ケ谷区内の紫陽花の名所の一つといえば、峰沢町の「滝ノ川あじさいロード」だね。八百メートルほどの遊歩道に八百株ほどのアジサイがあり、アナベル、オタフクアジサイ、カシワバアジサイなどもある。

 昭和52年に制定された保土ケ谷区のシンボルマーク、平成元年に制定された区の花すみれ、カルガモ・カールズをカラーで描いたマンホールの蓋があるの。アジサイを鑑賞しながら探してみるのもおもしろいね。足元はハマレンガが敷かれていて、歩きやすいよ。

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