保土ケ谷区 コラム
公開日:2023.09.21
vol.501
ミルキーJr.モカ Jr.モネのほどがや
「焼き芋」文/ささきやすえ(区内在住・フリーライター)
ボクはミルキーJrモカJrモネ。瀬戸ヶ谷町に住む1歳のミニチュアシュナウザー。日の暮れるのが早くなったね。秋を感じるよ。さて、秋といえば食欲の秋。触感がホクホクのものが浮かぶ。栗、カボチャ、そしてさつま芋。
さつま芋。薩摩の芋というイメージが強いけれど、日本に初めてさつま芋が上陸したのは1597年に宮古島の役人が中国から持ち帰ったのだとか。薩摩にさつま芋が上陸したのは1705年のことだそう。当時は甘藷、唐芋と呼ばれていたの。1732年、江戸の享保の大飢饉の時に、幕府が薩摩から唐芋を取り寄せたのを機にさつま芋と名付けられたそう。
1698年、江戸日本橋生まれの青木昆陽は、飢饉に備え、日照りや外注にも強いさつま芋の栽培を天領であった現在の千葉市花見川区幕張町ではじめたの。それが全国に広まっていったそうだ。江戸時代には30回ほども飢饉があったと言われているけれど、栄養価の高いさつま芋が人々の食料として役に立ったのだろうね。
日常食としての焼き芋は江戸時代からあったのだとか。さつま芋は食物繊維、ビタミンB1、C、E、カリウムが豊富。栄養の多くは実と皮の間に含まれているの。焼き芋は皮ごと食べるのがおすすめだよ。
ボクも焼き芋は大好き。冷ましてからマッシュにして食べているの。便通を促進、食欲増進効果、過剰なナトリウムを排出するなど、ボクたち犬族にとっても好ましい食べ物だ。子犬に上げるときは注意をしてね。食物繊維が豊富なので、離乳食が終わってからにしよう。
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