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保土ケ谷区 コラム

公開日:2023.12.14

vol.507
ミルキーJr.モカ Jr.モネのほどがや
「干支」文/ささきやすえ(区内在住・フリーライター)

 ボクはミルキーJrモカJr モネ。瀬戸ヶ谷町に住む1歳のミニチュアシュナウザー。

 来年は辰年。「辰」は龍のことでもあり、十二支のなかで唯一の空想の動物だね。古代の中国では、12年で太陽の周りを公転する木星の動きで「年」を数えていて、天を12に分けて、「子」から「亥」までの12の動物を当てはめるようになったの。その順番について、日本の昔話があるよ。

 大昔のこと、神様が全国各地の動物たちに手紙を書いた。「1月1日の朝、新年の挨拶に来なさい。1番から12番までに来たものを1年交代で動物の大将にしよう」と。手紙を受け取った動物たちは自分が一番になろうと神様のもとへ急いだけれど、猫はネズミから「1月2日の朝に行けばよい」と聞かされていたので出発しなかった。

 初日が上る頃に最初に現れたのは丑。丑の背中に乗っていたネズミが飛び降りて1番の到着になった。動物たちは、子・丑・寅・卯・辰・巳・午・未・申・酉・戌・亥の順に12番まで到着。1月2日に到着すればよいと聞かされていた猫は12番までに入ることができなかった。今でも猫がネズミを追いかけ回しているのはそのためだとか。

 空想の動物の「辰」が十二支に入っている理由は「辰」は龍であり、鰐という意味もあるから、との説もあるそうだ。また、十二支の風習がある西アジアや東ヨーロッパでは、「辰」がアラビアでは「鰐」、イランでは「クジラ」に置き換わっているそうだよ。

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