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保土ケ谷区 コラム

公開日:2024.01.25

vol.510
ミルキーJr.モカ Jr.モネのほどがや
「節分」文/ささきやすえ(区内在住・フリーライター)

 ボクはミルキーJrモカJr モネ。瀬戸ヶ谷町に住む1歳のミニチュアシュナウザー。

 2月3日の節分と言えば、豆をまいて悪鬼邪気を払う日。鬼と大豆を思い浮かべるけれど、全国では必ずしも大豆をまくとは限らないの。

 北海道・東北・北陸の一部・南九州(鹿児島県・宮崎県)では落花生をまくの。落花生の国内栽培が始まったのは明治時代。そして国内生産が増加した昭和30年〜40年代になると、豆まきの大豆の代わりに落花生を使うようになったそうだよ。雪景色の中での豆まきでも、落花生は大豆よりも探しやすいし、殻がついているので衛生的だから、との理由があるのだとか。

 豆まきに大豆を使う理由は、精霊が宿るとされている米、麦、ひえ、あわ、豆の五穀の中でもっとも粒が大きいので、鬼を払うのに最適と考えられたから。大豆より大きい落花生をまくことにはうなずける。豆をまいた後に年の数だけ食べる風習があるけれど、落花生は殻を一個と考えるの。

 静岡県富士宮市内野の足形地区では豆まきをしないのだそう。その理由は、地元の猟師が鉄砲で鬼退治をしたので、豆まきをする必要がないから。

 埼玉県の川越喜多院では、鬼が仏教を守る仏の一つと考えて、成田山川越別院では、本尊の不動明王の前では鬼でさえ慈悲により改心する、として「鬼は外」を言わない。

 さて、節分の豆まき用の煎り大豆は、少量ならば、ボクたち犬族が食べても大丈夫。カリウムを多く含むので、腎臓、心臓に不安のある場合は注意してね。

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