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保土ケ谷区 文化

公開日:2025.09.18

仏向バンド
シニアを笑顔に
西谷地区センでライブ

  • 懐かしの名曲が披露された

 保土ケ谷区を拠点に活動する「仏向バンド」が9月9日に西谷地区センターで、老人会の西谷楽寿会に向けたライブを行った。

 同バンドの代表を務める山本圭子さん=人物風土記で紹介=は武蔵野音楽大学で声楽を学び、現在は複数のバンドに所属する。約10年前、仏向地域ケアプラザの職員の提案で、地域に根差した仏向バンドを結成。月2回、同ケアプラザで練習に取り組んでいる。

 バンドのコンセプトは「誰でも気軽に」。過去には障害のある人も所属していたことがあり、楽器を演奏した経験がない人も受け入れている。最盛期に20人いたメンバーもコロナ禍を契機に12人に減ったが、地域の高齢者施設や祭りでライブを行うなど、活動の場を広げる。

 9日のライブでは、「ブルー・ライト・ヨコハマ」「真赤な太陽」となどシニア世代が喜ぶ曲を中心に演奏。観客からアンコールが巻き起こり、「上を向いて歩こう」を披露した。

 山本さんは「メンバーは緊張していたが、笑顔で演奏を聞いてくれる皆さんのおかげで徐々に持ち直せた。音楽を演奏する人も聴く人も笑顔にできる場を広げていきたい」と感想を述べた。

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