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公開日:2025.10.02

保土ケ谷高校陸上競技部
県新人戦で記録続き
男子3種目で優勝

  • 大会新記録を出した4×100mリレーの選手たち(同部提供)

 県立保土ケ谷高校陸上競技部が9月13日から21日まで小田原市で行われた神奈川県高校新人陸上大会に出場し、 男子4×100mリレーと男子4×400mリレーで、個人種目では塚本蘭天生(らんでぃ)さん(2年)が男子400mで優勝した。4×100mリレーでは40秒73の大会新記録を叩き出すなど飛躍を見せた。

 男子4×100mリレーに出走したのは塚本さんのほか、佐々木寛大さん、古屋颯さん(いずれも2年)、下田龍之介さん(1年)。緊張感に包まれる中、レースに臨んだ。

 1走の佐々木さんは、ミニハードル走やマーカー走などの基礎練習を積み重ねた成果を発揮し、上位で2走の塚本さんにバトンを手渡した。佐々木さんは「緊張したが、純粋に楽しむことができた。このところ思うような走りができていなかったので、自信を取り戻すことができた」とさわやかな笑顔で振り返った。

 塚本さんは400mと4×400mリレーでも優勝したチームのエース。同部の竹内俊樹監督や部員からアドバイスを受けて習得した股関節を使った走りを見せ、3走の古屋さんにつないだ。「個人種目の200mは3位で4冠を逃したが、自己ベストで走ることができた。これも日頃から支えてくれる人たちのおかげ」と感謝の言葉を述べ、喜びをかみしめた。

 古屋さんは前半から思い切りの良い走りを見せ、アンカーの下田さんにバトンを託した。6月に左足の裏側を負傷し、インターハイの出場に関わる南関東大会を欠場するという悔しい思いを晴らすレースとなった。「けがを経験し、治療院への通院のほか自宅でのマッサージやストレッチの重要性に気付けた」と話し、けがの功名が優勝を手繰り寄せたとした。

 下田さんは4人の中で唯一の1年生だが、緊張感が漂う会場の雰囲気に飲み込まれずに走り、大会新記録の樹立に貢献した。「日頃からレベルの高い選手に囲まれて練習し、成長しているという手応えがある。今後は先輩ばかりに頼らず、『自分が優勝を決める』という気持ちで走りたい」と力強く話した。

公立校では14年ぶり

 男子4×400mリレーの優勝メンバーは、鈴木遥馬さん(2年)、塚本さん、有馬大雅さん(1年)、松崎遼太郎さん(1年)。3分13秒28のタイムで、14年ぶりに同種目の優勝を公立校にもたらすという快挙を成し遂げた。

 1走の鈴木さんはスタートから思い切りの良い走りを見せ、2、3番手で2走の塚本さんにバトンを手渡した。「予選とは違い、最初から最後まで積極的に走ることができた。後ろに実力のある3人が控えているのでリラックスしてバトンをつないだ」と話した。

 塚本さんからバトンを受けた3走の有馬さんは後続の選手に追いつかれるも、冷静な走りでアンカーの松崎さんにバトンを託した。「自信と反省を得た大会になった。400mで47秒台を出すことを目標に、競り勝てる選手になりたい」と意気込みを語った。

 松崎さんは持ち味のラストスパートで法政第二を振り切り、1位でフィニッシュした。「ラストの直線でライバル校の選手に競り勝てたことで自信がついた。2年生になったら、400mで47秒台を出せるように練習を積み重ねていきたい」と話し、同級生の有馬さんらと共にチームを引っ張っていく。

 保土ケ谷は、そのほかの種目でも多くの選手が入賞する活躍を見せた。

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