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保土ケ谷区 社会

公開日:2026.08.27

保土ケ谷町自治会 今井川清掃で水害備える 住民が助け合える関係に

  • 清掃活動の様子=同自治会提供

    清掃活動の様子=同自治会提供

 保土ケ谷中地区連合自治会の保土ケ谷町自治会(内藤好夫会長)は5月と10月の年2回、地域内を流れる今井川の清掃に取り組んでいる。地域主体の環境保全と防災意識の向上を両立させる活動として、住民の絆を育んでいる。

 清掃活動は、2004年に発生した大型台風で今井川が氾濫し、周辺の住宅が浸水したことを契機に06年ごろから始まった取り組み。川の環境を日頃から整えることが水害時の被害を最小限に食い止めることにつながるという教訓に加え、住民同士のつながりを深めるきっかけにしたいという思いが込められている。

 活動当初は岩崎ガードから保土ケ谷橋までの広い範囲を対象とし、瀬戸ケ谷町や岩崎町など周辺地域の住民も含め約80人が参加していた。しかし、高齢化が進んだこともあり、現在は保土ケ谷町自治会が単独で活動を引き継ぐ。清掃範囲は岩崎ガードから八幡橋までに縮小したものの、午前に川の清掃、午後には炊き出しを兼ねた水防訓練を実施するなど、より一層防災に特化した充実のプログラムへと進化を遂げた。

 川の中に投棄されたごみは、大きなネットを使って収集。1回の清掃で70リットルのごみ袋がいっぱいになるほどのごみが集まり、同自治会のトラックで保土ケ谷区役所にごみを届ける。そのほか、過去の清掃では体長約70cmのウナギと見られる生き物が確認されるなど、子どもたちが身近な自然の息吹を感じる機会にもなっている。

 内藤会長は、04年の台風で親戚の家が浸水するなどの被害を目の当たりにしている。「千葉県で発生した豪雨のように、私たちが想像する以上の災害に見舞われるかもしれない。普段から人のつながりを大切にすることで、いざという時に助け合える関係でいられると思う」と話す。

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