鶴大生 学生目線で商店街マップ 豊岡と協力し制作
鶴見大学の学生が豊岡商店街と協力し、同商店街のマップを作成した。A3サイズで折り畳めば持ち運び可能。主な対象は学生。地図のほか、商店街の歴史や学生目線で選んだ14店舗も紹介され、「商店街に足を運ぶきっかけになれば」と学生らは話す。
マップ作りのアイデアは、かねてから鶴見大の加川順治教授と豊岡商店街の堀江幹雄理事長が「協同で何かできないか」と話し合ってきた中で浮上。堀江理事長は、「普段通学で利用している町にもっと興味や問題意識を持ってもらい、商店街側にはない視点をもらえたら」とねらいを語る。
制作に参加したのは、加川教授の呼びかけに応じた同大写真部と文芸部、美術部。「いっさい縛りをかけなかった」と堀江理事長が言う通り、コンセプトの決定や紹介する店舗選びなどのほとんどは学生自身が中心となって進めた。
当初、メンバーのほとんどは豊岡商店街がどこにあるのかも知らないほど、街とのつながりは薄かった。しかし、商店主への取材を通し「活気がある」「こんなにいい店があるのに、学生が知らないなんてもったいない」と気付いたという。「『あそこの店も良いよ』と商店街全体のことをいろいろ教えてくれ、皆商店街のことを本当に考えているのだと感動した」と制作に参加した下條美穂さんは話す。
マップは大学内や商店街内に設置する予定。今後は第2弾を作る構想もあるという。
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