横浜市立東台小学校(長谷川絹子校長/全校児童922人)が今年で120周年を迎える。28日には、地域住民らによる記念式典などが催される。
東台小の創立記念日は、尋常生見尾小学校が設立された1894年(明治27年)7月2日としている。
「生見尾」とは、当時の生麦村、鶴見村、東寺尾村から一文字ずつ取り、名付けられたもの。3村が一つの村にまとめられ、誕生したのが生見尾村だ。生見尾小学校も同様に、鶴見村や生麦村にあった小学校を一つにまとめようと作られたもので、創立当初は、今の花月園入口、東福寺の前あたりにあったという。
生徒数増加
創立から現在までの卒業生は1万4347人。近年、児童数は増加傾向にあり、その傾向は今後も続くことが予想されている。社宅や古い家屋などが解体され、新築マンションや戸建て住宅建設が進んでいるためだ。
現在同校には空き教室がないため、2016年度までに増築が予定されている。
「地域には学校への理解や協力がある」と話す同校。20年前から続く「3世代ふれあい光の子フェスティバル」は、周辺住民らが実行委員会を務め、地域の交流の場となっている。また、児童・地域でプルタブ回収を継続し、これまで12台の車イスと交換している。
伝統守り続ける
120周年を機に、児童らはオリジナルのマークやスローガンを作成。また、記念事業として、卒業生らが20年前のタイムカプセルを開封するなど、周年を盛り上げてきた。
27日には、児童らが参加するお祝いの会、28日には、地域住民らが参加する式典などが開かれる。
長谷川校長は、「東台小は、地域の信頼の厚い、伝統ある学校。これからも大切に守り続けていきたい」と話している。
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