鶴見会館跡地=鶴見中央3の19の11=に整備された市内初のよこはま多世代・地域交流型住宅である「ココファン横浜鶴見」が、4月1日にオープンした。事業主は(株)学研ココファン。住民がサークル活動などで活用できる交流スペースも設けられており、同社は「地域の交流拠点となりたい」と意気込む。
市が推進するよこはま多世代・地域交流型住宅は、子育て世帯を中心とした一般向け賃貸住宅と、サービス付高齢者向け住宅、区民サークル団体などが活用できる交流スペースが一体となったもの。地域の交流拠点としての機能や、高齢者に子育て世帯や地域とのつながりを持ってもらうことで、孤立化を防ぐといった狙いもある。
建物はRC6階建て。サ高住70戸と一般向賃貸住宅29戸で、子育て世帯と高齢者が同一フロアに住めるよう工夫されている。現在、住居は全て満室という。
複合施設として、コンビニエンスストアのローソン、学研教室も置かれ、8月にはクリニックと薬局も入る予定。交流スペースには地域とのつながりをコーディネートする専門員が配置される。
鶴見小学校や鶴見駅から近いという立地に、同社の五郎丸徹代表取締役社長は、「理想的な場所をいただいた。まち全体が活性化するいいモデルとなれば」と気を引き締めていた。
最大100人収容
交流スペースは総面積304平方メートル。定員約10人から30人までの大小会議室が4室あり、全てをつなげると最大100人まで収容可能。多世代交流や地域交流を目的とした団体などに有料で貸出され、団体は2カ月前、一般利用者は1カ月前に利用者登録が必要となる。貸出は午前9時半から午後8時半。
鶴見区自治連合会の石川建治副会長は「何かにつけて便利な場所。区民の集いの場として地域に定着してくれたら」と期待を込めた。
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