障害者と健常者がともにプレーするローリングバレーボールで、区内を拠点に活動する「にこにこ会」(岩崎捷利会長)がこのほど、藤沢市で開かれた神奈川交流大会で優勝を果たした。
神奈川交流大会は、兵庫や千葉の代表など、全国から約11チームが参加する大きな大会。レベル別にA・Bブロックに分かれている。
同会は2チームに分かれて出場し、「にこにこブルー」は3連覇、「にこにこツルミ」は昨年3位という雪辱を晴らし、優勝を掴んだ。
ローリングバレーボールは障害者のために考案されたスポーツ。バレーボールのルールを基本としているが大きく異なるのはネットの高さ。床上30cmに設置されているため、選手はコートに膝をついた姿勢で、ボールを転がしながら競技する。肢体が不自由な障害者も健常者と大差なくプレーができる。
にこにこ会は、1996年に結成。現在は、脳卒中などで身体にマヒのある30代〜70代までの11人のメンバーが所属し、毎週木曜日に活動している。
練習は矢向のボランティア団体「マロニエ」(小林忠男会長)のメンバーがサポート。時には健常者として試合に参加しながら、一緒に活動を行っている。
誰よりも強い球
両チーム順調に駒を進め、にこにこブルーの決勝戦の相手は強豪の兵庫代表。以前、勝利したことはあったが、相手のエース不在などハンデがあったという。「正直、善戦できれば良いくらいに思っていたが、皆の勝ちたいというイメージが本当に強かった」とキャプテンの藤田健二さん。
岩崎会長は「会場には藤田さんより強い球を打てる人はいなかった」と話し、「マロニエさんや支えてくれるみなさんのおかげ。本当に嬉しい」と喜んだ。
|
<PR>
鶴見区版のトップニュース最新6件
|
|
|
|
|
|