幼稚部から高等部まで約310人が学ぶホライゾンジャパン・インターナショナルスクール(学校法人ホライゾン学園)=東寺尾=が2019年4月、旧横浜シティーエアターミナル跡地=神奈川区=に建設中の新校舎に移転することが分かった。
移転後の同所は床面積1719平方メートルで入札中。同所から徒歩4分の場所に建つ同法人経営のアーリーラーニングセンターは床面積978平方メートルで同じく活用案を公募している。
同スクールは2003年に設立。現在は幼稚園から高校までの、特定の民族・宗教に偏らない多国籍の生徒を受け入れており、複数の国際認証を取得するなど、幅広い教育的選択肢を持つインターナショナルスクールとして人気を博している。
教室数不足を契機に
人気の一方で、教室数の不足が課題となっていた。体育館はなく、校庭も手狭になり、運動会は、白鵬女子高等学校=北寺尾=に協力してもらう状況が続いていた。さらに、最寄り駅からも遠く、中学生以上は公共交通機関を使うことが強いられている。
こうした課題を解決しようと、数年前から移転計画は進み、このほど同法人が横浜市から旧YCAT跡地(約4000平方メートル)を借り受ける形で実現した。
地域との交流も
地域住民との交流も盛んで、東寺尾第一、第二、第三の3自治会が同校庭で合同盆踊りを行っているほか、年に一度の「日本文化の日」には近隣住民が在校生に駒回しや将棋といった日本文化を伝えている。姉妹校である白鵬女子高等学校とは、生徒が互いの授業を行き来し、放課後のダンスクラブ活動などで交流している。
東寺尾第一自治会の清水正男会長は「校庭を借りて助かっていたし、移転は残念。新しく建つ施設とも交流ができれば」と期待を込めた。
学園事務局長の田場川氏は「本当の祖父母のように在校生に接してくれた地域の方々にはとても感謝している。同じ市内なのでまたぜひ訪れてほしい」と話した。
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つるぎん27日に4月25日 |
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