寺尾地区センターと老人福祉センター横浜市鶴寿荘の合築施設「寺尾センター」(津端建也館長)が30周年を迎え、関係者による記念セレモニーが先ごろ開かれた。利用者数は年間延べ約20万人。周辺住民らに愛される施設となっている。
寺尾センターが開館したのは、1988年4月1日。地区センターとしては区内3館目で、市が各区に1館ずつ設置している高齢者向けの施設「老人福祉センター」との合築で建てられた。
当時はまだ、寺尾地区と寺尾第二地区が一つだった時代。「この場所にセンターが欲しい」という住民の誘致活動をきっかけに、建設が実現した施設だという。
馬場在住で寺尾第二地区連合会の会長を務める宮野昌夫さんは「センターが出来たことで、周辺に店舗が出店するなど環境も整った。寺尾地区はこの施設を中心に発展してきた」と振り返る。
小学生は区内トップ
施設は現在、市の指定管理者制度によりNPO法人鶴見区民地域活動協会が運営。会議室や娯楽室、プレイルーム、体育館などを完備し、幅広い世代がサークル活動や遊び場として活用している。
昨年度の年間利用者は、19万8967人。老人福祉センター利用者も含むため、単純に比較できないが、区内地区センターの中でトップクラスの利用者を誇る。実際、小学生の利用者数は3万6千人を超え、区内最多となっている。
記念式典は、寺尾地域ケアプラザと共催の恒例企画「めがね橋まつり」の初日となった27日、祭り開会前に実施。周辺自治会の会長らが集まり、地域の拠点となるセンターの節目を祝った。イベント開会のあいさつに立った津端館長は「これからも愛される施設に」と意気込みを語った。
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