街の歯医者さんが教える 歯とお口の話 Vol.【5】「災害時の口腔ケア」
いつ起こりうるやもしれぬ首都直下型地震。それに備えて鶴見区では行政をはじめ消防、警察に加え、鶴見区の医療機関、医師会、薬剤師会、訪問介護などと一緒に私たち歯科医師会も参加し合同で年に一度「災害医療訓練」が開催されています。
今回は災害時に避難所で出来る口腔ケアの方法について紹介します。
避難所生活や断水による水不足などでお口の中を清潔に保てないと誤嚥性(ごえんせい)肺炎を引き起こしやすく、特に避難所では横になり休むことが多いので高齢者には注意が必要です。
また、入れ歯のお手入れも大切となります。食後は入れ歯の汚れを取り、寝る時には外しておきましょう。外した入れ歯はケースに入れる習慣を付け紛失しないように注意しましょう。
「液体ハミガキ」も水不足となりがちな災害時の口腔ケアに有効です。殺菌成分が含まれた液体ハミガキを使ってブラッシングすることによりお口の中を清潔に保つことが出来ます。
皆さんのご家庭の防災用品袋の中に「歯ブラシ」と「液体ハミガキ」「入れ歯ケース」を早速加えてみては如何でしょうか。
備えあって憂いなし。(文・鶴歯災害対策委員会 宇佐美貴弘)
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