街の歯医者さんが教える 歯とお口の話 Vol.【12】「学校歯科医とかかりつけ医の役割」
子どもたちに「歯を磨くと気持ちいい」と感じてほしい――前回のコラムで、将来に向けた「呼吸、話す、噛む機能を獲得、維持する」ためには、小学6年間の過ごし方がとても大切ですと書きました。以前は「歯磨きの仕方」や「磨きましょう」と習慣づけを指導することが一般的でしたが、現在は参加型健康学習へと変わってきています。
「気持ち良い」習慣化を
そもそもなぜ歯磨きをする必要があるのかということを子どもたち自身に考えてもらい、「歯を磨くと気持ちいい」ということを感じて、そこから私たちがサポートをしていくことが大切だと感じています。
「気持ち良い歯磨き」が習慣化することで、将来にわたり継続的に健康な生活を送れるようになると考えています。
虫歯や歯周症などで噛めない、食べられないことから体力が落ちたり、お口のニオイが気になることで話すのをためらったりと、口腔機能や心身機能の低下を起こしたりするフレイル(虚弱)が大きな問題になっていますが、こうした就学時のサポートが学校歯科医、かかりつけ医の役割と考えています。
これからも鶴見区歯科医師会は、子どもたちと区民の皆さんの歯と口の健康をサポートしていきます。
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