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探究の時間ってなあに? 【5】 聖ヨゼフ学園小 一人ひとり愛されている存在 ”自分絵本”を作る
聖ヨゼフ学園小学校で行われている「探究の時間」。この授業は自分で考える力を養うため、教えられるのではなく児童自らが答えを導き出す。国際的な授業を実施するバカロレア(IB)認定校ならではの学習法だ。
1年生64人は「私たちは一人ひとり愛されている存在である」を主題に自身が赤ちゃんだった時の大きさや名前の由来、出生時の家族の様子などを1冊の絵本にまとめた。1月23日には完成した絵本で発表。クラスメイトの本を読みあった。
両親からの手紙
自身の出生時、普段は涙など見せない両親が喜びのあまり泣いていたことを知った児童は、「お父さんが泣いていたなんてびっくりした」と驚きを隠せない様子だった。
絵本の最後には、両親から児童へ贈られた手紙のページがあり、「あなたが生まれた時には家族みんなが喜んだ」「いつも応援している」など愛の溢れる言葉が並ぶ。
「がんばり屋。誇りに思っている」と書かれた手紙を見た児童は、「嬉しい」とはにかむような笑顔を見せた。
「いつも厳しくするのはあなたを思ってのこと」と書かれた手紙を読んだ児童は「叱られることも愛されることの一つと知った」と学びを深めた様子だった。
小畑晴花教諭は「色々な人に支えられ、大切にされていることを知ってほしい」と話し、齋藤真実教諭は「学校が目指す人間像『自分を、人を大切にする人』にもつながる大切な授業。学校はそのままの自分で認められる場所だと気付いて、自己肯定感を高めてほしい」と力を込めた。
■聖ヨゼフ学園小学校(東寺尾北台11の1)【電話】581・8808
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