大本山總持寺で7月16日、今年2度目となる花火が上がった。密を避けるためサプライズとなった大祖堂裏の駐車場。約10分間で計75発。盆供養、コロナ禍の区民への激励、医療従事者への感謝、そして7月豪雨被災地への慰霊の意味を込めた。
6月、「全国一斉悪疫退散祈願Cheer up!花火プロジェクト」と題したサプライズ企画に参加した際は、勝手連として賛同。今回は、總持寺として主催した。
毎年7月17日から19日の3日間実施される恒例企画「み霊祭り」が、今年は新型コロナの影響で中止となった。祭りでは毎日最後に花火が上がっていた。
「今年はみ霊祭りの花火もない。コロナや豪雨で苦しんでいる人がいる中、せめて少しでも」。そんな思いで、寺独自のサプライズ花火を実現させた。
元気届ける
打ち上げを担当したのは、(株)ハナビヨコハマ=港北区。例年、み霊祭りの花火を担当している縁があった。
「總持寺さんから話をもらい、気持ちを粋に感じた」と、代表取締役の高橋光久さん。新型コロナの影響で花火大会の中止が相次ぎ、収入は9割減った。年内は県内での打ち上げ予定はゼロだという。
打ち上げ終了後、近隣住民から拍手と「ありがとう」という御礼の声が聞こえると、高橋さんは「冥利につきる」と笑顔だった。
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