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公開日:2026.02.26

豊岡小6年青山さん
読書感想文で総理大臣賞
全国小学校高学年の部で

  • 受賞を喜ぶ青山さん

    受賞を喜ぶ青山さん

  • 題材に選んだ『透明なルール』

    題材に選んだ『透明なルール』

 横浜市立豊岡小学校6年の青山栞奈(かんな)さんがこのほど、「第71回青少年読書感想文全国コンクール」の小学校高学年の部で、最優秀賞にあたる内閣総理大臣賞を受賞した。青山さんは「受賞は本当に驚いたけれど、選ばれて嬉しいです」と笑顔で喜びを語った。

 (公社)全国学校図書館協議会らが主催する同コンクール。今回は、全国2万3536校から計203万1259編(小・中・高の合計)の応募があった。内閣総理大臣賞は、各部の最優秀作品に贈られるもので、青山さんは小学校高学年の部で受賞した。

 題材に選んだ本は『透明なルール』(佐藤いつ子著)。クラス内の同調圧力に悩み、周囲の目に怯える主人公が、自分らしさを取り戻していく物語だ。青山さんがこの本を手に取った背景には、自身の境遇と重なる「息苦しさ」があった。

 幼稚園と小学校3年から5年までの計6年間を中国・上海で過ごした青山さん。昨年4月、6年生への進級と同時に日本に帰国し、豊岡小に転入。「前の学校では人を笑わせることが好きで、甘い物には目がない食いしん坊タイプだった」と笑う青山さん。

 しかし、「新しい学校では友達にどう思われるか不安で自分らしさを隠していた。転校してすぐの修学旅行では楽しみだったおやつ時間のために沢山お菓子を買ったけれど、みんながほとんど食べていなかったので我慢した」。目に見えない"透明なルール"に縛られ、本当の自分を隠して周りに合わせる物語の主人公が自分に重なった。

 でも、物語を読み進める中で主人公が「透明なルールを作り出していたのは、実は自分自身だったのかもしれない」「勝手に重く受け止めていただけだった」という気づきに衝撃を受けた。主人公が少しずつ本音を言えるようになった時、「私も胸が熱くなった」

 感想文では心の絡まった糸をほどくように言葉を紡いだ。「書くことで気持ちを整理できた。自分で作ったルールだからこそ、自分で変えることができると主人公から教わった」と笑顔で話す。今ではクラスメートと冗談を言い合い、周りを尊重しながら素の自分を表現できているという。

 受賞の知らせを聞いた際は「先生に真剣な顔で呼び出されたので、怒られるのかと思った」とはにかむ青山さん。将来の夢は外交官。「日本と中国、そして世界を繋ぐ架け橋になりたい」と笑顔で語った。

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