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公開日:2020.08.13

キリン併設レストラン
鶴見産野菜を販売
大立農園と契約栽培

  • 同店スタッフによるマルシェ形式の販売会(上)と、レストランの地産地消メニュー(下、いずれも同店提供)

 キリンビール横浜工場=生麦=に併設するレストラン「スプリングバレーブルワリー横浜」がこのほど、鶴見産野菜などの定期販売を開始した。地産地消の推進に取り組む同店の企画。「地元にも美味しい野菜があることを知り、地域の人が楽しめる場になれば」と話す。

 鶴見産の野菜は、北寺尾の大立農園のもの。同店は今年から、大立農園との間で年間25種類の契約栽培を開始。7月25日から、レストラン前でマルシェ形式の販売をスタートさせた。

収穫まで体験

 きっかけは、同店スタッフが3年前、アメリカのポートランドで見たマルシェ(市場)。賑わう様子に、「日本でも」と帰国した後、JA横浜鶴見支店に相談。大立農園を紹介されたという。

 販売にあたっては、「信頼関係を結びたい」と、レストランメニューでの提供や、試験的に同園による販売会などを実施。生産者の思いを知るため、総料理長をはじめ従業員らが、畑の耕しから作付け、収穫なども体験した。「大変さはもちろん、どれだけの思いで作られているかわかった」とスタッフ。ますます惚れ込んだという。

醍醐味味わう場に

 第一回目となった7月25日、100人ほどが来場し、用意されたピーマンやカボチャ、トマトなどはほぼ完売となった。同店は、「生の野菜の味に感動するほど、大立さんの野菜は美味しい」と絶賛。「野菜なので天候に左右されることも大きいが、それもマルシェの醍醐味の一つとして、地域の人が楽しみにしてくれる場所にできれば」と意気込んでいる。

 販売は第2・4土曜日午前10時〜午後1時(売り切れ次第終了)。なお、現在は端境期のため、神奈川県産野菜も含めて販売を予定。問い合わせはスプリングバレーブルワリー横浜【電話】045・506・3017。

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