寺尾や馬場の地区センターで教える傍ら、視覚や身体、精神障がいなどを持つ人のための講座を開き、ヨガで地域貢献をする人がいる。区内在住の紙谷由起子さん=人物風土記で紹介=だ。
紙谷さんは3年前から月に一度、川崎市視覚障害者情報文化センターで全盲や弱視の人に向けたヨガ講座を開いている。
子育て中、ヨガに救われた経験を持つことから何らかの理由でできない人たちの壁を取り払いたいと思っていた紙谷さん。ヨガの先生が埼玉で視覚障がい者向けの講座を開いており、地元でもできないかと考えていたところ、同センターから声がかかった。
試行錯誤の連続
通常講座の際は、自分の動きを見て真似してもらうが、この講座ではそれが難しいため、説明が重要になる。「足を伸ばすといってもどっちに伸ばすのか分からない。丁寧に一から言葉で伝えることが大切」と紙谷さん。想定した動きをしてくれていないこともあり、自身も目を閉じながら行ったりと、日々試行錯誤だ。
キャンセル待ちの人気講座。コロナ禍のいまはオンラインで行い、録音した音声を自宅で流しての受講もできる。
踊りの講師をしていたという参加者からもらった「この講座が楽しみ。絶対に続けてほしい」という言葉が忘れられない。「ヨガをすると気持ちに余裕ができる。今度は鶴見でもできたら」。みんなでヨガを楽しむため、活動を続ける。
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つるぎん27日に4月25日 |
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