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公開日:2021.12.23

鶴見小学校
手作りの90周年式典
企画、進行まで児童の手で

  • 記念誌、かるたなど、90周年の記念品を紹介した

  • お祝いのケーキとマスコットキャラクターの「みらい」

 鶴見小学校(田中昌彦校長/生徒数867人)が12月15日、創立90周年を祝う式典を行った。コロナ禍のため、来賓などの招待は中止し、体育館で行われた式典を各教室へ配信する形で行われた。



 同校は戦前の1931年、芦穂崎尋常小学校として誕生。校章は三羽の鶴をあしらったもので教師、児童、父母が平和のため仲良く力を合わせる様子が描かれている。学校全体で地域とのつながりを大切にしており、総合の授業として商店街のマスコットキャラクター制作など、積極的に交流を行っている。



独自の視点で工夫



 式典は児童による実行委員会形式で企画、進行まで行われた。当日は手作りケーキに学年ごとにろうそくをたててお祝い。この日のために作った鶴のマスコットキャラクター『みらい』や、記念歌『ありがとう90』は、どちらも全校生徒から公募するなどして制作。実行委員会の「みんなで祝いたい」との思いが反映されている。



 各学年ごとに撮影された動画では、劇や人文字、学校での思い出を聖火リレーのようにろうそくの火でつなぐなど、児童の工夫を凝らした映像が披露された。タイムカプセルも用意され、全校生徒と職員が10年後に向けて書いた手紙を入れる場面もあった。



 今年度6年生の児童は5年生だった昨年、学校へのお祝いや地域への思いを込め、記念品作りに力を入れており、学校内外の1千人を写したモザイクアートや地域の魅力を伝えるカルタ、手作りの記念誌などを制作。これらの紹介もあった。



 田中校長は「思いを叶えるため、自ら取り組む姿勢はつるみっ子の伝統。皆さんはその中にいる。新たな歴史を築くのは皆さん。これからも誰からも愛される鶴見小学校に」と児童へ言葉を贈った。90周年実行委員会委員長の平澤鞠さん(6年生)は「一人や二人じゃできないこと。みんなで協力してできたことが嬉しかった」と笑顔を見せた。

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