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公開日:2022.03.24
サルビアと県アプリ連携
医療情報を閲覧可能に
神奈川県による健康情報管理アプリ「マイME─BYOカルテ」と、鶴見区を中心に展開されている医療機関による患者情報共有システム「サルビアねっと」のデータ連携が、このほど始まった。登録者は、通院時の記録などがアプリで閲覧できるようになる。
県のアプリ「マイME─BYOカルテ」は、発病にはいたらないものの、健康からは離れつつある状態をさす「未病」の改善を目ざし、個人で健康・医療情報の一元的な管理を支援するもの。現在、130万人の登録がある。
同カルテには、生まれてからの生涯にわたる健康情報が蓄積可能で、身長・体重などの基礎的なものから、病歴・薬歴、ワクチン接種の記録などもでき、民間の健康管理アプリなどとも連携している。
一方の「サルビアねっと」は、登録した患者の病歴や薬の処方歴といった医療・介護情報を医療機関や介護施設などで共有する仕組み。区内各病院や医師会らで構成される(一社)サルビアねっと協議会が主体となり運営されている。登録者数は2月28日現在、1万3492人、参加施設数113となっている。
サルビアでは、患者同意のもと、情報通信技術(ICT)を活用して電子カルテ情報や薬の処方歴、検査結果などを共有。患者一人に対し、医師や福祉関連の多職種が、包括的に連携しながら見守ることを可能としている。
検査15項目など
今回の連携では、「サルビアねっと」の登録者の医療情報が、自動で「マイME─BYOカルテ」に記録され、いつでもアプリから閲覧できるようになった。
閲覧可能となったのは、血液・検体検査の中性脂肪やコレステロール、空腹時血糖など15項目と、薬剤名、用法、用量といった処方箋情報。
県は「自身の健康管理や未病の改善に役立てて」と話している。
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