市場西中町防災対策
国土強靭化の先導事例に
住民主体の取組みを評価
4月25日
北寺尾で横浜市乳幼児一時預かり事業を行う「まめっこひろば」が7月1日、新法人での運営がスタートした。獅子ヶ谷の橘学苑内で活動していた前運営法人が同事業の撤退を決めたことを受け、同所で働いていたスタッフがNPO法人を立ち上げ、同事業を譲り受けた。代表理事を務める押山道代さんは「育児中の家族のため、切れ目なく事業を継続させたかった。スタッフみんなで、この場所を盛り上げていきたい」と語る。
乳幼児一時預かり事業は子育て応援の一環として市が実施しているもの。保護者がリフレッシュや就労等のために必要な時に理由を問わず子どもを一時的に預かってくれる施設で、市内では認定を受けた34カ所で運営されている。
「まめっこひろば」はもともと、2005年から獅子ヶ谷の橘学苑の敷地内で前運営法人によって預かり保育として行われていた。10年に市から乳幼児一時預かり事業に選定され、これまで運営されてきたが、昨年10月に同法人が同事業からの撤退を決めた。しかし、利用登録する保護者が約850人もいたなど、「地域の保護者のニーズも高く、事業を一日も途絶えさせる訳にはいかない」と、スタッフとして働いてた押山さんら18人が立ち上がった。
NPO設立や場所探し
そこから、新たな拠点となる場所探しや運営法人となるNPOの設立に奔走した押山さんら。
場所探しは、知り合いの伝手などを頼って北寺尾の借家を見つけ、NPO法人の設立については全て自分たちで挑戦した。「書類提出のために収支予定や定款を作ったり、初めて取り組むことばかりだったので本当に大変でした」と押山さんは苦笑する。しかし、その甲斐あって今年2月にNPO法人「莢・さや」として認定された。
そして、前運営法人と話し合いを重ね、4月に「まめっこひろば」を譲り受けることに。押山さんは「場所を提供してくれた橘学苑さんや前運営法人のご厚意があったからこそ、市の認定も受けられたし、20年近く運営してこれた。本当に感謝しています」と話す。
新たにスタートした「まめっこひろば」の住所は北寺尾6の30の12。同時刻受入可能人数は21人で、部屋ごとに月齢や体格で分けるなどして預かっている。利用は1時間300円(初回はWEB面談などあり)。押山さんは「乳幼児はもちろん、将来的には子どもたちの居場所として、小学生など幅広い年齢層、そして障害の有無も関係なく集えるような場所になれば」と語る。
同施設の詳細はHP【URL】https://mamekko.jp/で確認を。
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