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鶴見区 社会

公開日:2023.01.05

区内在住篠原さん
筋電義手バンクに寄付
黒岩知事から感謝状

  • 知事に目録を手渡す篠原さん(左)=県提供

 馬場に本社を構え、物流など7社を経営する篠原グループの代表取締役会長・篠原今朝男さんがこのほど、神奈川県の「筋電義手バンク」に500万円の寄付を行い、神奈川県庁で黒岩祐治知事から感謝状を受けた。

 筋電義手は、自然な外観で腕の筋肉が収縮する際に発生する微弱な電流に反応し、自分の意思で動かせる義手。県は神奈川リハビリテーション病院に「筋電義手バンク」を設置し、寄付を活用した同義手の普及促進に努めている。

 今回の寄付は篠原さんが県のこの取組に賛同して行ったもの。篠原さんは「私の母は姉の出産時に失明し、私の顔を知らない。父は私が小学生の時に脳梗塞で倒れるなど障害者が身近にいて、目が見えなくなったり、手が動かなくなることがどれほど大変なことか痛感した。今回の寄付が、大変な思いをしている人たちのために少しでも役立てば」 と語った。

 感謝状を手渡した黒岩知事は「訓練用の筋電義手は高額で購入が難しい。今回の寄付が訓練をする方々にとって大きな力になります」と感謝を語った。

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