鶴見区 社会
公開日:2025.12.25
JR鶴見駅
泥酔客の対処法を学ぶ
警察と合同で護身術訓練
JR鶴見駅で12月4日、駅員らが泥酔客への対応や身の守り方を警察署員から学ぶ「護身術訓練」が行われた。
これは、同駅を管轄するJR東日本川崎統括センターと鶴見警察署が合同で実施したもの。近年は駅や列車内で駅員らへの暴力行為が増加していることから、その対処法を学び、利用者の安全につなげようと行われた。
当日は、鶴見駅のホーム上やベンチで寝ている複数の客を発見したという想定で訓練を開始。声を掛けても反応しない場合は、酒類の臭いがするかを確認。大きないびきをかいていたら脳内出血の可能性もチェックするなど、鶴見署の署員から初期対応の説明を受けた。
そして、次第に泥酔客が暴れ出す中で、署員が身を守る護身術を指導。手首ではなく手を押さえることで暴力行為に及ばないようにすることや、実際に襲われた際の対処法なども確認。列車内で車いすを使って搬送する方法なども学んだ。
同センター副所長で鶴見駅長の平澤光彦さんは「お客様、乗務員の両者を守るために良い訓練となった。今日学んだことを社内でも共有していきたい」と話した。
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