鶴見区 教育
公開日:2023.01.26
未利用魚の美味しさ知って
上寺尾小で出前授業
上寺尾小学校(広木敬子校長)で1月18日、未利用魚について学ぶ市場出前授業が行われた。
未利用魚とは、水産物の流通過程においてサイズが不揃いであったり、漁獲量が少ないなどの理由から低い価格でしか評価されない魚のこと。出前授業は、横浜市中央卸売市場の卸売業者などからなる魚食普及推進協議会が市教委らと連携して行った。また、未利用魚を活用した給食も提供された。
授業は同校体育館で行われ、未利用魚や漁業の現状について解説。魚の値段の高騰により魚食の機会が減少している中で、なぜ食べたほうが良いのか、栄養価や豆知識も語られた。
児童からは「1年間にどれだけ魚が取れて、どれだけ捨てられているのか気になった。家でも考えながら食べていきたい」と感想が聞かれた。
給食では、小さくて市場では未利用魚となったさばを活用した甘酢あんかけが献立に組み込まれた。児童からは「おいしい」との声が聞かれ、評判だった。
広木校長は「SDGsも実感できる授業を行っていただいたのは非常にありがたい。黙食などで給食の楽しみが減っている中で、子どもたちに興味を持ってもらえたのでは」と語った。
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