(株)ディー・エヌ・エー(岡村信悟代表取締役社長/以下DeNA)は3月3日、京急川崎駅隣接地域に1万人規模の新アリーナを含む複合施設を建設すると発表した。宿泊、飲食施設などを備えスポーツや音楽、芸術文化の拠点づくりを進める考えで、2028年開業を目指す。
新アリーナは、同社のスポーツ事業であるバスケットボールBリーグの川崎ブレイブサンダースの本拠地として整備。敷地約1万2千平方メートルで、京浜急行電鉄(株)と共同開発。運営主体はDeNAが担う。「川崎新!アリーナシティ・プロジェクト」と銘打ち、音響、演出機材など国内屈指の設備を備える。
3日に川崎日航ホテルで行われた会見で、DeNAの南場智子会長は「アリーナを超え、エンタテインメントの複合施設として全国、世界から人を呼び込むプロジェクトにしたい」とあいさつした。京急の川俣幸宏社長は「活性化に向けた強力なコンテンツ。川崎駅全体が大きく変わるチャンス」とし、品川、横浜駅や羽田空港から約10分という交通利便性にもふれ「世界とつながるエリアになる」と期待を込めた。今後2社で開発に関する協定を結び、京急川崎駅西口地区の再開発事業との連携も検討する。
「市も一体で盛り上げ」
クラブは16年のBリーグ発足初年度に地区優勝し、18年にDeNAが東芝から事業を承継。昨季は天皇杯2連覇を飾った。市内の保育園へのバスケットゴール寄贈など地域での取り組みにも力を入れる。
川崎市の福田紀彦市長は「東海道川崎宿400年の節目の年の発表で、新しい川崎の始まりを感じる。市も一体となり、全力で盛り上げたい」と話した。25年に着工し、28年10月、リーグ開幕に合わせた開業を目指す。
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つるぎん27日に4月25日 |
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